コロナ禍の中延期を決定しましたが、楽しい企画の準備をしておりました。

毎月10日はuchikawa着物の日 ⭐️

着物の日を掲げてからちょうど1年の記念日がちょうど5月10日日曜日!何かできないかな?

出張レッスンでもお世話になっている『あんてぃーく凛』さんの元に、内川でレンタル着物店をしている『おきがえ処 kippo』さんからお話があったのが1月。

講座やおでかけ企画と考えましたが、たくさんの方に見ていただく形がよいのではと、kippoさんのお衣装を使ってのファッションショー『内川コレクション』を提案、開催するべく動いておりました。

kippoさんのお衣装は箪笥に眠っていたり、大事に着ていた物が多いと聞きました。

箪笥にある着物を、新しいアイテムも加えながら組み合わせで魅せる、生き返らせる。そしてそのままレンタルも可能となるように内川のスポットをイメージしたコーディネートを5パターン、3月の中旬にイメージフォトを撮影してきました。

開催は延期となりましたが、素敵な写真とそのコーディネートのポイントを使って手持ちで作ったコーディネートを投稿していましたのでこれも纏めておきたいと思います。

美しい川辺の街 内川 

美しい川の色を着物で再現、品よく凛とした女性をイメージして、着物の立涌柄、帯の波のうねり曲線を重ねて静かな川の揺らぎ流れを表現しました。

天気予報は雨だったのに、晴れ間が出て水面がキラキラしていてとても美しい写真が撮れました。

このポイントを自宅で再現

手持ちのものが限られているので、色を合わせることに焦点を当てて、柄は違えどワントーンのコーディネートはすっきりまとまった感があります。

そんな内川をぶらりと、ゆったりした時を過ごすなら 古民家をリノベーションしたお宿内川の家奈呉さん。お庭が美しくほっとするスペースはナチュラルな色調を使って。

春の日差し、縁側からお庭を見てる、癒し系の旅の女の子を想像。

季節が変わったら帯揚げの緑を変化させるといいですね。

手持ちでの再現は、半襟に植物モチーフを使ってナチュラルな色相を集めて、帯留めの素材も暖かさのある木製のものに。

川辺の街には様々なアートな橋がかかっています。象徴的な赤い橋 東橋のコーディネート《赤い女》は今回のコーディネートの中でかなり好きです。

まっすぐ未来を見据えてるかのような、赤い女。深い赤は柄のうねりで静かだけど情熱を内に秘めているようなイメージを感じます。そこに色数を絞って伝統的な赤の博多帯を合わせました。帯締めも赤黒白でうねりのあるもの。

古いものを合わせてはいますが、モダンでアートな彼女にしあがりました。

アートな橋で、遠くにみえる工場と色がリンクしたこの写真もお気に入り

個人的にウルトラQのオープニングの妖艶さがあると思っています(伝わるかな)

さて赤を自宅で再現が、、、このタイプに憧れはあれど‥

赤の黄八丈、町娘になりそうなこの着物の直線をいろんなもので重ねて重ねて黒の半襟でしめて‥

イメージに合う小さいものを重ねていくのも手持ちを生かす術です。あまりキャラじゃないな(笑)

その東橋のたもとには、カフェ六角堂さん。気軽な着物姿でカフェへ

ダイヤ柄のウールの着物に、カラフルなアンティークの帯を合わせてカジュアルポップなイメージに。

何気ないこんな着物があると帯でいろいろ遊べます。

この写真が気負いない《街にきものを》な雰囲気でとても好き。

自前のこの着物も帯でイメージを変化させやすいと購入したもの。木綿のレースきものなのでお家でお手入れできます。そして正絹のこの着物もイメージを変えやすい一枚。

幾何学で柄の大きさが好みのものや、無地系の着物は帯で遊べて重宝します。

元気な配色、ビックスマイルで。

最後は素敵なバーのコーディネート。

暗い照明の場所には白っぽい着物が映えます。

そして箪笥のオレンジの帯も同系色でまとめると使えます、ターコイズの帯揚げをポイントに。

そしてこのオレンジとターコイズの色は

このブリッジバーの中の象徴的な色!ネオンとカクテル内川ブルーからいただいたイロアソビ✨マジョルカお召しの柄もキラキラして帯のツヤ感もバーに佇むいい女の艶を感じさせてくれます。

さてさて白い着物、、

バーを意識して椅子に座ってみたりして、白に墨絵のような花が描かれている紬は八掛が鮮やかな緑でとても粋な着物、残念ながら大きなシミが‥。今からの季節夜のお出かけに白い浴衣も映えますよ。

艶は冷たさを感じるシェルやガラスの帯留めでプラス。

 

今回のこのビジュアル撮影、まとっている人の想像を広げるボディーを景色に立たせて撮影しました。これやりたかったのです!!快くお手伝いしてくれて、イマジネーションを何倍にもしてくれたスタッフロール

衣装  おきがえ処 KIPPO

イベントスタッフ  KIPPO  あんてぃーく凛 こゆき庵

撮影   フォトグラファー 笠原大貴

着付け 六角堂/ブリッジバー   山田仁美

    内川/東橋/奈呉     あさいやすえ

プロデュース、コーディネート   

こゆき庵 あさいやすえ KICCAきものカラーコーディネーター

どこに立たされても文句言わぬモデルさんたち。

みなさんのお陰でとても楽しい撮影でした。

このコーディネートも含む《内川コレクション》は日を延期として準備中です。このコーディネートでレンタルも可能ですよ❤️

ご自身のコーディネートのヒントとなるポイントもお話ししながら行うショー、モデルさんの着物姿を内川の景色と共に、川の対岸、橋の上からも眺めなれるランウェイで時期を見て開催する予定です。

開催の際はみなさまぜひ足をお運びください。

 

そして、街にきものを 

街をきもので盛り上げる、コーディネートを変化することでお店を盛り上げる。講座やスタイリングのお仕事もぜひこゆき庵へお声がけください!!

とても好きなオフショット。水色の煌めきが美しい。